アップデート
VP StudioをVer.2にアップデートしました
VP StudioをVer.2にアップデートしました。
従来5工程だった分析フローに候補地比較を加えて6ステップに拡張し、あわせて分析の準備と継続を支える3つの基盤機能を新設しています。候補地を探すところから、複数案を並べて意思決定するところまでを、一続きの流れで扱えるようになりました。
6ステップのワークフロー
- 01 適地選定 — バーティポート整備指針に沿って、設置可能な土地・屋上を検索します。AIチャットに条件を伝えるだけで候補地を抽出でき、基準高度や干渉物を確認する簡易安全チェックもこの段階で行えます。
- 02 安全シミュレーション — EASA OFV Reference Volumeなどの進入表面モデルを配置し、都市モデルとの干渉を判定します。干渉建物の数と最大超過量を数値で評価できます。
- 03 経路生成 — 建物・地形・飛行禁止空域を回避しながら、目的地までの経路を自動生成します。飛行距離と所要時間に加えて、高度プロファイルと経路点を出力します。
- 04 騒音シミュレーション — 生成した経路を飛行するeVTOLの騒音を計算し、LAeqとLdenを算出します。環境基準の類型I・類型IIとの比較や、24時間の騒音推移まで確認できます。
- 05 レポート — ここまでの結果を評価レポートに自動集約します。都市計画・アクセス性・空域・環境などの章で構成され、AIアシスタントによる編集にも対応しています。
- 06 候補地比較 — 今回の新規工程です。保存した複数の候補地を項目ごとに横並びで比較します。差異のある項目だけを抽出できるため、条件の近い候補地からでも判断材料を絞り込めます。
分析を支える3つの基盤機能
- データ生成 — 全国329都市のPLATEAU公式データを自動でダウンロードし、分析用のGeoPackageに加工します。CityGMLの取得からGeoPackage変換までを一括で実行し、用途地域・地価・最寄り駅・町丁目境界を付与した状態で出力します。
- 制限空域設定 — 飛行禁止空域や追加障害物を、地図上のポリゴンとして登録できます。高度基準と水平バッファを指定して立体的に設定でき、登録した制約は安全判定と経路探索の両方に反映されます。
- プロジェクト管理 — 複数の都市データセットを束ねて、ひとつのプロジェクトとして扱えます。各工程の分析結果と評価レポートは保存されるため、ブラウザを閉じたあとでも作業を再開できます。
今後も、Vertiport整備計画の検討と周辺住民との合意形成に役立つ機能を拡充してまいります。